2011年6月9日木曜日

播州弁について紹介します

 今日は僕の自己紹介で触れている播州弁のことについて、少し紹介したいと思います。
 播州弁は文字通り播州地域で使われている方言です。しかし播州弁でも各地でいくつかの違いが見られます。赤穂・相生・たつのなどの西播地域は、隣の岡山県と接するため岡山弁の影響も少なからず見られます。そのため関西訛りも少し弱いです。
明石・加古川などの東播地域は、神戸へ出る人が大変多く、神戸弁化が進んでいるため、播州弁が失われつつあるのが現状です。
 そのことから、播州の中心である姫路の方言について紹介します。姫路市は兵庫県第二の都市で、国宝姫路城があることでも有名ですね。また交通の便も良く神戸・大阪への通勤通学が可能で、交流が盛んなことから、アクセントも大阪・神戸と同じ京阪アクセントが使用されています。しかし、交流が盛んな割には播州弁の保存度が比較的高いのも姫路の特徴です。
 その播州弁をいくつか紹介していきます。

・ あかん・・・・・・・・・・ダメ
・ あほ・・・・・・・・・・・・バカ
・ いぬ・・・・・・・・・・・・帰る
・ ごーわく・・・・・・・・・むかつく、腹が立つ
・ ごぢゃ・・・・・・・・・・・むちゃくちゃ
・ さら・・・・・・・・・・・・・新しい
・ ~しとう・・・・・・・・・・~している
・ ~しとって・・・・・・・・~している(丁寧な言い方)
・ だぼ・・・・・・・・・・・・「あほ」のきつい言い方
・ どつく・・・・・・・・・・・殴る、蹴る
・ つれ・・・・・・・・・・・・友達、友人
・ 何どい?・・・・・・・・何?
・ はつる・・・・・・・・・・ひっぱたく
・ べっちょない・・・・・大丈夫
・ ホンマけぇ?・・・・・本当なの?
・ めぐ・・・・・・・・・・・・こわす
・ よばれる・・・・・・・・ごちそうになる
・ わや・・・・・・・・・・・・むちゃくちゃ(播州では「ごぢゃ」を使用することが多い)
                                             など

 こうして見てみると、正直、播州弁は大変言葉がきついです。他地域の人が聞くと、さすがに怖がるのも無理はないですね。姫路の人が大阪や東京などの他地域に出ると、方言を直したがる傾向にあるのも、こういった理由からでしょう。
 しかし僕は、学生時代は岡山の学校に通っていたことから、方言はその地域の宝物であるということが、改めて分りました。他地域に出てみて、初めてそういう風に感じるんでしょうね。言葉は時代とともに変化はしていきますが、方言はこれからの時代も残していきたいものです。

1 件のコメント:

  1. komi(*^_^*)2011年6月10日 0:38

    播州弁面白いですね~☆
    学生時代の友達に「べっちょない?」って
    聞かれたときに?????だったことを
    思い出しました。

    地元の言葉ってなんかいいですよね。
    久しぶりに実家に帰りたくなりました・・・(;_;)

    日本語って素敵❤

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